ちょっとした記事

落とし穴にハマらない3つの心得

先日最終回を迎えたコウカシタスクール(開講時にご紹介した 一歩を踏み出すそれぞれの物語 はこちら)。9月からの4ヶ月間、第一線で活躍する講師陣から学び、自らのアイデアの種と向き合った4期生20名が修了しました。1期生から数えると卒業生は約100名。そのほとんど全員が同じ悩みを抱えています。今回は、そんなあるある悩みネタを3つご紹介します。


一人の頭でモヤモヤの無限ループに陥る
何かをはじめようとする人にとって、自分の過去の体験やヒラメキが出発点。そのアイデアの種をカタチにしようと育てるときに、悶々と悩むのは当然です。ノートに書き出してみたりするのですが、悶々とした無限ループから出られずに、いつまで経っても堂々巡りで前に進みません。

「好きなこと、楽しいことで、輪を作りたいとぼんやり考えるだけで、ただモヤモヤする日々。スクールが何か新しい突破口になりそうだと直感したんです」

この方のように、“このモヤモヤ悩んでいる現状をとにかく打破したい!”という気持ちは、毎年一番多い参加動機です。結局、一人の頭の中で考えていても突破できません。それを言葉にして伝え、そして第三者からのフィードバックをもらう。言葉にすることで自分が本当にしたいことは何なのか自問自答することになったり、他人の声に耳を傾けることでアイデアが独りよがりであったことに気付いたり、自分が考えもしなかった発想を得たり。そこからようやく、実現に向かって歩き始められます。

プラン発表の後は、全員でフィードバックを交換しました。いいところだけではなく、もちろんわかりにかったところも。


SNSの食わず嫌い、道具は使ってナンボ
SNSには手を出さないという人が毎年数名います。個人情報が全て盗まれるんじゃないか、と思って恐がっている方もいます。しかし、スクールではあえて、全員にSNSをはじめてもらっています。

「嫌だったFacebookのアカウントを取らされて、講師陣の話を聞くうちに、つながることの大切さ、正直に向き合うこと、やりたいことをやってみることの大事さ、いろいろ教わりました。10年前に経営セミナーで学んだことと全然違いました」

この方は、スクール中にご自身が経営する会社でもFacebookページを開設。「楽しくなってきちゃって」と言いながら毎日のように投稿されています。
プロジェクトを動かしていく上で、情報発信は重要な要素。告知だけでなく、仲間やファン集めにも、市場調査にも、企画を見つめ直す機会にもなります。
自分の考えや想いを人に伝えることは、一朝一夕ではできません。SNSは強力な道具ですので、食わず嫌いにならず、“使えない”ならまずは“使える”ようになることをおすすめします。その上で、最終的に使うか使わないかを判断すればいいのです。

緊張から解放された発表後の交流会はこれまでになく賑やかに。


お金の計画から逃げて逃げて逃げまくる
数字というだけでお手上げ状態、考えるほどチンプンカンプンで誰か助けて!と叫びたくなる方が多いお金の壁。熱く想いを語ったはいいけれど、収支計画を検討してみたら絵に描いた餅だったと気付き、一からやり直し…というのはよくあるパターンです。どんなにすばらしいアイデアであっても、回していくための仕組みがなければ実現しませんよね。

「お金を稼ぐという点が、まだリアリティのある課題ではなかったので、事業化の視点で考えられるようになるまでに時間がかかりました」

夢やロマンが広がる一方、それが持続可能なプロジェクトとして経済的に回るのか、という視点が抜けている方は要注意。ロマンとそろばんを行ったり来たりしながら、プランを磨き上げていくことが、実現への道。お金から逃げずに前進していただきたいです。

毎年恒例、発表で一番共感を集めた方から乾杯のあいさつ。


そんな色々な悩みを抱える参加者ですが、毎年全員から聞くのは“一番の収穫は、ここで出会った仲間”という声。何かをはじめようとする同士が自分の住む町にいるということは、スクール後も続く代えがたい財産になっているようです。
コウカシタスクールは来年も開催します。ご興味のある方は、新しく買ったカレンダーの8月あたりに、募集開始とメモしておいてくださいね。(國廣)