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イベントづくり論 #7 フライヤー、配ってますか?

イベントの内容やタイトルも決まってくると、いよいよ本格的に宣伝を始める時期がやってきます。フライヤー制作・配布やWEBでの告知、さらにはプレスリリースなどなど。限られた予算の中で、当日に向けていかにお客様をワクワクさせられるか。イベント主催者としての醍醐味でもあり、悩みの種でもあります。

今、宣伝の多くはWEB、特にSNSなどで展開することが避けられないほど必須になってきているのはご承知の通り。みなさんも、一度や二度、何かの宣伝やPRをするために、記事を投稿したことがあるのではないでしょうか? 最近では、アルゴリズムによって最適化されたターゲットだけにその投稿が表示されるなんてこともあるようですし、それに物足りなければ、多少のお金を支払って広告機能を活用することだって時と場合によっては効果的な宣伝にもなりますよね。手軽で便利でいいことづくめのようで、ついつい頼りがちになってしまう人も多いはず。

けれども忘れてはならないのは、やっぱりフライヤーやポスターの制作と配布。みなさんが心血を注いで企画したイベント、きっと魅力的なチラシを制作しているに違いありません…と、思っていたのですが、もしかすると、WEBでの宣伝に頼りきってしまい、そもそも紙の広告物を作ってない人も多いのではないでしょうか?

ビジュアルイメージやキャッチコピーなどとともに、イベントの片鱗に触れてもらえるチラシに共感してくれた人こそ、これからもイベントを一緒に育んでくれる真のファンになり得る存在だと信じて止やまない私。それなのに、イベントの主催者の人に「チラシってどこで配っているんですか?」と聞くと「出店者から希望があれば渡してるぐらいですかねえ」という返答が意外にもかなり多い。その理由は主に2つ。ひとつ目は、配布作業に手が回らないこと。そしてふたつ目は、配布コストがかかること。なんか、もったいないなと感じてしまうのです。それ以上に大きな効果を生んでくれるはずなんですが。

まずは、少なくとも出店者には必須で送付し、出店者自身もこのイベントに参加するんだという士気を高めてもらう。ポスターをお店に貼ってくれたりなんかしたらもう最高! さらに出店者でなくとも、ぜひ置いてもらいたい場所には半ば強引に送ってしまう(もちろん事前に了承が必要だったりしますし、送る際は送付状は忘れずに)。私の経験上、最低でも合計50箇所程度、フライヤーを置いてくれる場所があると、イベントの盛り上がりの風向きが明らかに変わってくるような気がしています。その程度の分量であれば、作業時間も1〜2時間程度で終わりますし、配布コストだって一万円いかないくらいで済むはず。

手軽で便利にWEB上で宣伝しながら、それに甘えるばかりでなくフライヤーによる草の根運動も怠らない。その労力が報われるときは、きっとやってくる(加藤)。