ちょっとした記事

あなたの空き家で地域が変わる

親が介護施設に入居することになった。離れて暮らす自分は別の家を購入していて、今後も実家に住むつもりはない。日常の忙しさにかまけて先延ばしにしいたが、実家にある大量の思い出の品はどうしよう。それに、空き家になったからといって、全くの赤の他人に売るにはなんとなく抵抗があるし…。

今はそうなってなくても、近い将来、このような状況になりそうな方は、実はとっても多いのではないでしょうか。空き家問題は、遅かれ早かれ誰にとっても自分ごとになりえる問題です。既に子育てを終えた世代なら、子供は独立して現在の家には自分の後に誰も住まなくなったり、親が高齢になり、実家が将来空き家になったりする可能性は十分にあります。空き家を抱える本人の問題だけでなく、治安面や災害時の安全面、近所の方との関係など、手入れされず放置された家は地域に様々な問題を引き起こします。

一方、空き家は活用されれば大きな可能性を秘めています。ただ、「活用」と一言でいっても、なかなか一筋縄にはいかないのが郊外の空き家。国が戦後につくった都市計画法で用途地域というものが定められています。簡単に言うと、その土地を何に使うかは法律で決められている、ということで、一概には言えませんが、郊外は住宅しか建てることができない地域が多いです。そして、今後これから空き家となってしまうのは、そうした都市計画法の制限がある住宅街が中心となってきます。今ある家が空き家になってしまっても、簡単に店舗や事務所にすることは難しく、工夫が必要になってきます。そこに住みながらだったら大丈夫な場合もあるので、例えば店舗併用住宅として活用するのは一つのアイデアです。

9月10日 (月) に小金井市で開催する「郊外の空き家を考える会議」は、空き家やまちづくりに関する各分野で活躍する専門家3名をゲストにお迎えし、郊外における空き家問題の現状や、住居以外の家の活用方法など、未来の郊外のまちづくりを考えます。関心がある方はどなたでもご参加いただけます。問題の種となっている空き家に、水をあげて素敵な花を開かせるか、それとも腐らせて問題を大きくしてしまうかはあなた次第。自分に何ができるのか考えてみる良い機会になるイベントです。今抱えている不安をはっきりさせたり、課題解決や新しい事業のヒントを探しに参加してはいかがですか。(田中)

日時2018年9月10日(月)19:00〜21:30場所小金井宮地楽器ホール ( 武蔵小金井駅 南口前)参加費無料ゲスト上田真一 (NPO法人 空家・空地管理センター代表理事)
仲 俊治 (株式会社仲建築設計スタジオ代表取締役)
饗庭 伸 (首都大学東京都市環境学部都市政策科学科教授)
詳細・申込詳細・お申し込みはHPをご覧下さい
http://ko-to.info/course/course-2041/