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[欧州巡記 vol.6]公衆便所を人気店にリノベーション

ヨーロッパの町並みは、とにかく古い建築物が美しい。例えば、銀行、工場、高架下、収容所、公衆トイレ、空港などの建築物をリノベーションして利活用されています。
アムステルダムでは、移民の宿泊施設、刑務所、少年院を経て建築家集団によってリノベーションされたLloyd Hotel(ロイド・ホテル)に宿泊しました。ホテルの客室内はデザイナーとアーティストがデザインしたため、内装がオシャレに施されていますが、一部の階段などはそのまま残されており、当時の面影が残っています。

ベルリンでは、高架下の元公衆トイレをリノベーションしたハンバーガー屋へ。クオリティの高さが評判を呼び、地元民が大行列を作っている人気店になっています。
日本でも、古き良きを活かす知恵を学びつつ、これから新たに作られる建築物は、長年に渡って愛され続けられる建築物であってほしいと願います。

アムステルダムのLloyd Hotel。市の重要文化財にも指定されている歴史ある建物。

左:Lloyd Hotelの1階はカフェとして開放されている。 右:内装は全面リノベーションされているが、一部、昔の階段などが残っている。

客室内もオシャレ。中央にあるブランコがおもしろい。

ロンドンのCoal Drops Yard(コール・ドロップス・ヤード)。再開発が進むキングス・クロス、セントパンクラス駅から歩いてすぐ。元は石炭倉庫だったところをリノベーションして商業施設に。

Here East(ヒア・イースト)。2012年ロンドンオリンピックで、メディアセンターとして使われていた建物。今はテクノロジー系の企業や大学が入居している。

Peckham Levels(ペッカム レベルズ)。元工場をリノベーションして文化複合施設へ。

ここでもビールがよく飲まれている。隣にはキッズスペースもあり、多様な年代の人たちが集っている。

ベルリンの鉄道高架下にある元公衆便所をリノベーションしたBurgermeister(バーガーマイスター)。お昼前になると若者たちが次々と集まり長蛇の列。現役の高架として電車が上を通っている。

行列ができるハンバーガー店。チーズバーガーが美味。

連載一覧
欧州巡記vol.0欧州から見る成熟社会のゆくえ欧州巡記vol.1歩くのが楽しくなる道づくり欧州巡記vol.2自由なママチャリ大国欧州巡記vol.3人を集めるクラフトビールの磁力欧州巡記vol.4マーケットで軽やかに開業欧州巡記vol.5人口減少時代の無人化システム欧州巡記vol.6公衆便所を人気店にリノベーション欧州巡記vol.7キャッシュレスと軽減税率の未来欧州巡記vol.8日常にあるアートと遊び心欧州巡記vol.9どこでもコワーキングオフィス欧州巡記vol.10コミュニティガーデンの可能性欧州巡記vol.11まとめと、これから

書き手 北池 智一郎

大阪生まれ、小金井在住、二児の父。コンサルティング会社等を経て32歳で独立。東京多摩地域を中心に創業支援とまちづくりを行う株式会社タウンキッチンの代表。趣味は料理で、最近ハマっているのは南インド料理と塊肉。

Lloyd Hotel(ロイド・ホテル)
https://www.lloyd.nl/

Here East(ヒア・イースト)
https://hereeast.com/
 
Coal Drops Yard(コール・ドロップス・ヤード)
https://www.coaldropsyard.com/

Peckham Levels(ペッカム レベルズ)
https://www.peckhamlevels.org/

Burgermeister(バーガーマイスター)
http://burger-meister.de/