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未来の仲間に出逢う方法

理想を大きく描きながらイベント主催者としての実績と経験を蓄えはじめるその過程で、喉から手が出るほど欲しくなるのが信頼できる仲間の存在です。たとえ小さなイベントだとしても、企画から運営までを一人で全うすることは、どんなに優れた人物であってもほぼ不可能です。もちろん、イベント当日だけお手伝いをお願いするということでもいいですが、自分の想いを汲みながらも客観的な意見をくれる仲間の存在ひとつでイベントの魅力は大きく変化します。せっかく情熱を注いでイベントをやるのであれば、企画段階からコミットしてもらえる仲間を見つけられるといいですよね。

例えば、仲間を増やすためによく実践する例として、トークイベントや交流会に参加するという方法があります。ただ、それはもう少しだけ先の話。自分の懐に確かな実績や誰にも負けない企画など、手持ちのカードがないと、いざそのような場に参加しても周りの空気に飲まれてしまい不完全燃焼…ということが少なくありません。数千円払って参加したにも関わらず、周りには自分よりも優れたライバルだらけなのだという現実だけを痛感して、はじめる前から絶望感に陥ってしまいます(もちろん、それも含めて勉強のために参加するのならば是非。実になることは何かしらあるはずです)。このような場には、ある程度下準備が整い企画も成熟してきたけど何かが足りない…。このまま進めてしまっていいのか…。という不安になるタイミングで参加するのがベストかなと思います。

では、どのようにして仲間を増やしていけばいいでしょうか。私がおススメしたいのはイベントのボランティアスタッフに参加すること。一話でお話した、自分が理想とするイベントのスタッフはもちろんですが、小さなライブイベントやお店のリノベーションDIYイベントなどなど。大きなものから小さなものまで垣根なく参加することで、よりバリエーション豊かで厚い人脈が作れます。幸いなことに、今ではたくさんのイベントが開催されていることもありスタッフの募集に溢れていますので、SNSなどで探せばきっとすぐに見つけだせると思います。「せっかく貴重な休みを労働に費やすならイベントのアルバイトスタッフではダメなの?」という疑問も湧いてくる人もいるかもしれませんが、そこは、できればボランティアスタッフにしてください。その方が、ある程度自由な立ち位置で関わりやすい傾向が高く、お金だけではない“何か”を目的としたメンバーと知り合える可能性がグンと高くなります。

ただし、ボランティアスタッフをやる上で一点だけ注意しなければいけないことがあります。それは、あまりにも自分の顔を売ろうと必死になりすぎてしまうこと。そうしたい気持ちはとてもわかりますが、そこはグッと堪えて、あくまでもイベントのスタッフとして真剣にそしてひたむきに任された仕事を全うする。いいはたらきは必ず誰かが見てくれています。もしかすると、そのはたらきを買われて思わぬところから声をかけてもらえる…。なんてこともあったりするかも。

価値観を共有できる人と出逢うことができて、かつお金もかからない。必要なのはイベントへの献身的な想いと当日の良いはたらき。ボランティアスタッフを通じて、まだまだ未成熟な自分の想いに共感してくれる未来の仲間に出逢うことができるかもしれませんよ。(加藤)