インターンとして見た編集の裏側

2021.03.31
インターンとして見た編集の裏側

3月も終わり、いよいよ4月に突入しますね。わたし渡辺は、「リンジン」を運営するタウンキッチンにインターンとして携わり早半年、ついに卒業となりました。大学では空間デザインという学科で環境デザインを学んでいます。その中で地域活性に興味を持ち、それに取り組んでいる会社を探していたところ、このタウンキッチンに出会いました。インターンの集大成として、最後にこの半年間をイラストとコラムでまとめたいと思います。

リンジンの編集会議へ潜入…

インターンを始める前、ウェブメディアの制作や広報業務は、ただ記事を書くしごとだとしか思っていませんでした。しかし、初めて会議に参加したとき、記事の内容をどう工夫したら読み手に面白いと思ってもらえるか、限られた文字数の中で、タイトルで興味を惹くにはどうしたら良いか、記事に載せる写真はこれでいいのかなど、ただ発信する文章を書くだけでなく、発信した先の読み手のことも考えた文章の編集会議が繰り広げられていたのです。
そのときに初めて、記事や情報を発信する裏側には、様々な編集や細かなところまでの気遣いがされていることに気がつき、ウェブメディアを運営するというしごとは、ただ書いて発信したりするだけではないのだなと概念が変わりました。

初体験!物件のありのままを伝える

一度、リンジン不動産の物件内見から原稿作成まで行う機会がありました。実際に内見してみると、サイトで見たイメージと実際に見たものでは全く印象が違います。そこで、できる限りその印象のギャップに差がない記事を書きたいと思いました。物件のどういうところが推しポイントか、どう活用できるかなどを考えながら、写真選びや言葉の表現を工夫し、読み手に物件のイメージを湧かせられるような文章を意識しました。そんな初めてのリンジン記事作成は、一つの記事を書き上げることにとても苦戦しました。

読み手にリンジンを通じて物件を想像してもらいたい。
読み手にリンジンを通じて物件を想像してもらいたい。

タイトルは、記事の印象を変える

文章作成の中での添削やタイトルを考える際に、文面や言葉の表現を少し工夫するだけでこんなに記事の見え方や、惹きつけるものに変わるのかととても驚きました。一見、タイトルはただ言葉を詰めているように思えますが、言葉の組み合わせを少し変えただけで記事の印象を変えてしまう程、記事の大きな「顔」の役割であることに気が付きました。
また、読み手に文章を通じてこの物件いいね!と思ってもらうには、あまりにも自分の中で物件に関する知識がないことに気が付かされました。知識がある/ないのとでは文章の説得力も異なっていきます。情報を発信していく中で、自分自身が記事に関する知識を身につけることも記事を書く上で大切なのだと感じました。

タイトルが読み手を惹きつける記事の大きな「顔」となる。
タイトルが読み手を惹きつける記事の大きな「顔」となる。

地味だけど、主人公を惹き立たせるしごと

様々な業務を通じて、情報を発信する側に携わったときにこんなに地味な仕事はないと痛感しました。しかし、地味だけれども地域の魅力的な人や物件の情報を発信したり、取材記事だったりと、いかに文章で主人公を惹き立たすことができるか、脇役として欠かせないしごとだなと思います。そんな様々な想いで作り上げられた「リンジン」に少し携わり、たくさんのことを学ぶことができてとてもいい半年間になりました。(渡辺)

脇役として主人公を引き立てる役割。
脇役として主人公を引き立てる役割。
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