脱スマホ生活をはじめて1ヶ月

2018.08.16
脱スマホ生活をはじめて1ヶ月

スマホをはじめて手にしたのは2008年。iphone 3Gを買ったときのドキドキは今でも忘れられず、新婚旅行でもずっとiphoneを触っていたような気がします。
しかし、時代は流れ、電車に座ると右も左も斜めも上もみんなスマホ。電車の中だけでなく歩きながら、エスカレーターに乗りながら、階段を降りながら、みんなスマホに夢中です。私も同じく、朝起きてスマホ、移動中にスマホ、ランチの待ち時間、トイレの中、寝る前のベッドの上まで一日中ずっとスマホ漬け。そんな取り憑かれたような生活を送っていることに嫌気がさし、2年縛りが解ける機会に思い切ってスマホを封印してみました。購入したのはワイモバイルのsimplyというガラケー。ケータイプランSSを選択し、本体一括購入で、毎月の利用料はなんと36円。
そんな脱スマホ生活をはじめて早1ヶ月。いろんな気付きがありました。

SNS投稿をしなくなった
スマホがなくなったということは、常時持ち歩く優秀なカメラを失ったわけで、SNSの中でも特にインスタグラム投稿を全くしなくなってしまいました。インスタ映えする食べ物や景色を目の前にしても、ガラケーのカメラで撮影する気にはなれず。ですが、無いなら無いで、全然平気でした。というかむしろ余計な仕事が減ったような身軽さすら感じます。

電話を大切に思うようになった
コミュニケーションツールとして、電話という手段が減り、LINE、facebook、メッセージなど、文字でのやり取りが中心になったんだと再確認。「電話は自分の都合で相手の時間を奪う行為なのでマナー違反だ」みたいなことを言う人もいますが、昭和の私にとって、やはり相手の声色を聞きながら、世間話を挟んだり、行間を埋める補足ができる電話に安心感を覚えます。スマホには電話以外の様々な機能が盛り込まれすぎたんでしょうね。

本を読むことが増えた
今まで、あらゆる隙間時間をスマホに奪われていましたが、そのオモチャがなくなったら、急に手持ち無沙汰に。そこで、本。これまで積読していた多くの本を片っ端から1冊ずつカバンに入れておくだけ。「もっと多くの本を読みたい」と思っている人がいたら、意外にいい方法かもしれません。

地図や乗り換え案内が大変
逆に大変なのは、外出時の地図や乗り換え案内。スマホがなかった時代は、小さい地図本をカバンに入れていましたが、さすがにそれは・・・。出発前に目的地の地図を印刷するのも面倒。さすがに、完全にネットから離れる生活はできず、こればかりは不便に感じています。

あとは、さっきまで70%ぐらい残ってたはずのバッテリーが気がつけば10%に。そして一桁になったと思ったら、突如として画面が真っ黒。その瞬間、戦闘力がゼロになってしまうという苦い経験を何度もしてきましたが、そんなストレスからついに解放されたのも小さなメリットです。
最近になって、アップルがスマホ依存対策に乗り出したというニュースがありました。人の生活を便利にするための道具を開発したはずが、逆に商品を制御するための対策を考えるというのは、なんとも皮肉ですね。

そんな多くの気付きを与えてくれた脱スマホ生活。もし不便になったら、またスマホに戻ればいいや、ぐらいの感覚で、一度、自分自身の日常を見直してみるにはいい機会かもしれませんよ。(北池)

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