
2025年も残りわずかになりました。今年リンジンで公開された記事の数は、合計48記事。数々のまちに根付いた人や活動、面白い物件、イベント情報、コラムなどをご紹介してきました。たくさんの人に読まれた今年公開の人気記事とは?ランキング形式で発表します!

第5位は、シェアキッチンでの営業やまちのインキュベーションゼミの実践を経て、定食と喫茶とお惣菜のお店「旬菜屋おん」を開業した若木いく実さんの取材記事。経営面で心配な気持ちが続いているという若木さんですが、「地元の人や仕入れ先の農家さんなど、誰もが気軽に集まれる場所を作りたい。その想いが、原動力になっています」と話します。そんな覚悟に励まされた人も多いはずです。

第4位には、物件記事がランクインしました! 物件は、東小金井駅から武蔵小金井駅の間の高架下にある学生寮「Chuo Line House KOGANEI」。3人の著名な建築家(北山恒氏、谷内田章夫氏、木下道郎氏)が設計を担当し、全109室の居住棟と、カフェテリアやデスクスペースなど交流が生まれやすいコモンスペースを多く備えた本物件。実際に中がどうなっているのか、気になっていた方も多いのではないでしょうか。

第3位は、武蔵村山市が主催したビジネスコンテスト「NEW WORKING」のレポート記事。2024年の12月に最終審査会が行われた本コンテストでグランプリ・準グランプリを受賞した3人のアイデアをご紹介しています。ケア、eスポーツ、農業など、まちで始めるビジネスのヒントを見つけた人もいらっしゃるかもしれません。

第2位は、『新潮』2025年5月号で発表された村上春樹氏の中編小説『武蔵境のありくい』についてのコラム。タイトル通り、リンジンに馴染み深い武蔵境が舞台で、村上氏の小説の中で武蔵境はどう描かれているのか? 「夏帆を武蔵境の地に導いたのは一匹のありくいだった。」という一文からからはじまる本小説を、武蔵境民であるリンジン編集部が考察しました。

第1位に輝いたのは、高円寺駅近くの商店街でヴィンテージ着物店「SUSELY(スセリ)」を営む太田祥子さんの取材記事。多忙な会社員生活を送っていた太田さんは、“着物の古着”に可能性を感じ、自分の店を開業しました。「古着のワンピースを選ぶような感覚で、気軽に試着できる可愛い着物屋さんがあったら」。そんなアイデアを形にしたら、想像以上に着物を着たい人のニーズがあると実感したとか。好きなまちで、好きなことを軸に颯爽と道を切り開く太田さんの姿に、勇気づけられた人は多かったのではないでしょうか。
あなたが気になる記事はありましたか?年納めにぜひリンジンを読んでいただけたら嬉しいです。