「おもしろくする人」になりたい

2025.12.25
「おもしろくする人」になりたい

こんにちは。編集部の小出です。ついに12月に入ったなと思っていたら、気づけばM-1グランプリも終わり、あっという間に年の瀬ですね。
この週末は、ネタを披露する芸人さんたちをこたつから眺めつつ、今年の暮らしやしごとを思い返していました。そんな中、ふと浮かんだのは、大学時代に教授から聞いた言葉です。

「バラエティー番組で、特別おもしろい事は言わないけれどいつも呼ばれている人、いるよね。その人たちは、同じ場にいるおもしろい人たちがやりたいこと、成立させたいことを察知して、実現できるように立ち回れる人なんだ。これから社会で必要とされるのも、そういう人なんじゃないかな」

この言葉をはじめて聞いた時、「おもしろい人は、おもしろくする人によって、おもしろくなるんだ」とはっとしました。

才能があるすごい人は山ほどいます。ただ、状況や環境が要因で実現できていなかったり、今まさに世に放とうともがいている場合も多い。だからこそ、それが実現されるために必要なものごとは何かを瞬時に理解して、適切なタイミングで適切なサポートを行える人が必要とされている。ついわかりやすく才能がある人に目がいきがちですが、彼らが輝けるのは、サポートができる人の適切なアシストや誘導があるおかげでもあるのです。
おもしろくする人は、自分自身が前に出るわけではないけれど、自分の力で誰かを輝かせることができる。それは、自らの手でものごとをおもしろくしていくことと、確実につながっています。

そして、おもしろくする人には、その技量も問われます。例えばバレーでいえば、いかに良いトスとレシーブをアタッカーに送れるか、ということ。状況に応じて、一体何がいいパス回しなのか、常に考えつづける必要があるな……と、CM中、今度は年始の春高バレー開催のニュースを見つけて思ったのでした。

CMが開け、また新しいコンビがにこやかにコントをはじめました。そう、ボケ役もツッコミ役の言葉を受けてはじめて、ボケることができるのです。
来年は、「おもしろい人をおもしろくする人になる」を目標に、仕事や暮らしを楽しんでいこうと思います!みなさま、良いお年をお迎えください。

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