コウカシタで始まるLABって何?

2025.10.24
コウカシタで始まるLABって何?

2026年1月に始動する「コウカシタパーク」をフィールドに、実践型ワークショプ「コウカシタLAB」がはじまります。実践型って何をするの?会場となるコウカシタパークって?第1期メンバーの募集がスタートしたということで、コウカシタLABを詳しくご紹介します!

小さな実験が、まちを変える!

リンジンでも毎年レポートをお届けしてきた「コウカシタスクール」、そして「まちのインキュベーションゼミ」。
2つの内容を再構成し、事業化や地域実装を前提にしたプログラムに生まれ変わった実践型ワークショップ「コウカシタLAB(ラボ)」が来月11月からスタートします。

コンセプトは、“小さな実験が、まちを変える!”。
4ヶ月かけてアイデアをブラッシュアップしながら、最終回を迎える2026年3月には、一人ひとりが自分の「やってみたい」をトライアルしてみるエキシビションを予定しています。

Q.具体的なアイデアはないけど、漠然としたイメージ段階で参加してもいい?
A.ぜひ、ご参加ください。
参加する皆さんはみんな初めての挑戦。「こういうプロジェクトをはじめたい!」という方もいれば、「アイデアはぼんやりしているけど仕事にできたらいいな」「地域に仲間をつくりたい」という方も。参加してみようかな、と考えた時点で、地域への興味や新しいプロジェクトへの思いなど大切な共通点がすでにあるので、初めての環境やチャレンジに不安のある方も安心して参加できます。それぞれのアイデアに取り組むメンバーたちも、運営スタッフも、仲間として一緒に4ヶ月を過ごします。

Q.どんな人たちが参加するの?
A.幅広く、多様な方々が集まります。
これまで開催していた「コウカシタスクール」「まちのインキュベーションゼミ」の参加者は述べ約340人。会場である小金井市を中心に、多摩地域の近隣市にお住まいの方、少し離れて23区からいらっしゃる方も。副業や独立を考えているサラリーマンの方、主婦・主夫、学生、個人で事業や地域活動をされている方、10代から70代、男女の大きな偏りもなく、幅広い層が集まります。一人ひとり違う経験やスキル、視点を持っているので、参加中にフィードバックしあったり、意気投合してプロジェクトチームが生まれることもあります。

Q.会社員や子育てしながらの参加は可能?
A.可能です。
過去にも会社員の方、子育てや介護をしながら参加されていた方がいらっしゃいます。基本的には通しのプログラムではありますが、ご事情がある場合には4日間の各日程は必須ではありませんので、遠慮なくお申し出ください。

Q.これまでのスクールやゼミではどんな実践があった?
A.人の数だけテーマあり!多種多様な実践が行われてきました。
一人ひとりのアイデア次第で、さまざまな実践が可能です。

例えば…
・住宅地の軒先を使って開催するマルシェ&ワークショップ
・会社員との兼業ではじめるジェラート屋さん
・資格を活かしてつくる子どもとパパママのための居場所づくり
・映画監督を招いたロケ地巡りツアー
・障がいのある子どもとその家族が楽しめるイベント
・採って食べて楽しむシェア・ガーデンづくり
・困っている人とお手伝いしたい人のマッチングサービス

Q.実践後に自分で事業をスタートさせた人もいるの?
A.お店やイベント、さまざまな事業をはじめている方がいます!
「コウカシタスクール」「まちのインキュベーションゼミ」でアイデアをブラッシュアップしたり、仲間を見つけたり、そして1日限定で実践してみたり。チャレンジを経て、飲食店や、故郷と今暮らすまちをつなぐアンテナショップをオープンした方など、いくつものアイデアがカタチになって続いています。

卒業生インタビュー
「2つのシェアキッチンから巣立つ」
旬菜屋おん 若木いく実さん(まちのインキュベーションゼミ#8卒業)
https://rinzine.com/article/shunsaiya_on/
「故郷の奄美を伝えるデザイナー」
さんご商店 作江舞さん(まちのインキュベーションゼミ#6卒業)
https://rinzine.com/article/sangoshouten/
「庭の植物を生かす、新しい福祉施設」
ムジナの庭 鞍田愛希子さん((まちのインキュベーションゼミ#2卒業)
https://rinzine.com/article/mujinanoniwa/

Q.実践にかかる費用はどうするの?
A.実践内容にあわせて、各自でご用意ください。
参加費には含まれていませんので、別途ご負担いただく形になります。実践場所への会場費はかかりません。

Q.特定創業支援事業って何?
A.創業時、登録免許税の軽減など、さまざまな支援を受けられる制度です。
各自治体から認定を受けた事業者から創業支援を受け、証明書を提示することによって、創業において各種優遇措置が受けられます。
例えば、登録免許税の軽減、創業関連保証の優遇、日本政策金融公庫や東京都の創業支援の融資利率引き下げなど。詳しくはお気軽にお問い合わせください。

まちのインキュベーションゼミ#4ダイジェスト動画
まちのインキュベーションゼミ#5ダイジェスト動画
まちのインキュベーションゼミ#6ダイジェスト動画

挑戦の舞台は、JR東小金井駅近くのあの高架下

コウカシタLABのフィールドとなるのは、2026年1月に始動する「コウカシタパーク」。

JR東小金井駅から東へ歩いて5分ほど。これまで「コウカシタ・ヒガコインキュベーション」と名付けていたこの場所には、小金井市が開設した創業支援施設の「KO-TO(コート)」、ショップやオフィスが一体となった複合施設「PO-TO(ポート)」、シェアキッチンをはじめ飲食業を中心としたスモールビジネスの創業を支える複合施設「MA-TO(マート)」があり、150を超える事業者たちが集まっています。

来年、MA-TOの東隣に、相談と交流のハブ拠点となる新施設「CLUB HOUSE」が新たにオープン。
そして、4つの創業支援施設群をコウカシタパークと名付け、“地域で育てる、ちいさな経済”をコンセプトとして新たなスタートを切ります。

コウカシタLABの実践は、まさに“ちいさな経済”の誕生のひとつ。
地域からも、まちづくりや高架下開発に関心を持つ人たちからも、このエリアで何が起きていくのか注目が集まっています。

「やってみたい」をやってみよう

プログラムは、交流の時間を含めた初回のオリエンテーションからはじまり、来年の1月2月に開催するワークショップでじっくりとアイデアをブラッシュアップしていきます。
先行事例を知ったり、参加者同士で対話したり、地域での実践を学びながら、最終回のトライアルで何をするか具体化まで進めるためのステップを踏みます。
学ぶだけ、企画を構想するだけではなく、「1回挑戦してみよう!」をゴールとして設定しているコウカシタLAB。
お店を開いたり、ワークショップを開催したり、展示をしてみたり…。
実践してみることで地域との接点も生まれ、「今度はあの場所でやってみよう」「この人と仲間になれそう」「お客さんからのフィードバックを反映しよう」などなど、自然と次の一歩も見えてきます。

コウカシタパークで、あなたも新しい挑戦をはじめませんか?

コウカシタパークについて(2025年10月16日発表)

https://town-kitchen.com/project/kokashitapark/

INFO

コウカシタLAB 第1期メンバー募集

小さな実験が、まちを変える。
コウカシタLABは、一人ひとりの「やってみたい」を カタチにする実践型ワークショップです。カフェをひらく、教室をはじめる、イベントを仕掛けるー。学びと対話を重ねた最終回には、コウカシタパークのショップや広場を利用し、自分のアイデアをトライアル。2014年から続く「コウカシタスクール」 「まちのインキュベーションゼミ」が新たにLABとしてリニューアル。
面白いまちは、自分たちでつくる時代。さあ、実験をはじめよう!

期間

2025年11月29日(土)〜2026年3月7日(土)

場所

コウカシタパーク(JR中央線東小金井駅より徒歩5分)

定員

18名

参加費

8,800円(税込)

こんな方におすすめ

・まちをフィールドに、プロジェクトをはじめたい
・自分のスキルを活かして、新たな仕事をつくりたい
・共に活動する仲間と出会いたい
・地域課題の解決に向けたアクションを起こしたい
・既存の活動や事業の幅を広げたい

プログラム

第1日目 オリエンテーション 
11月29日(土)14:00-18:00
ぼんやりとした想いも、形になりかけたプランも。自分のアイデアを言葉にして、実現へ向けたステップを描きます。参加者同士の交流の時間もあります。

第2日目 ワークショップⅠ  
1月17日(土)14:00-18:00
先行事例の共有や、参加者同士の対話を通じて、多様な視点に触れながら、地域での実践を学び、自身のアイデアを具体的にブラッシュアップしていきます。

第3日目 ワークショップⅡ  
2月7日(土)14:00-18:00
ワークショップIに続いて、アイデアのブラッシュアップを実施。最終回でのエキシビションに向けてトライアルの内容を具体化します。

第4日目 エキシビション 
3月7日(土)10:00-18:00
コウカシタパークをフィールドに、店舗・ワークショップ・展示などのトライアルを実践。アイデアをカタチにすることで、各プロジェクトを加速するための学びを得ます。

83view
Loading...