立川に拠点を置くけやき出版から、6月、“はずむように働く”をテーマとした情報誌BALL.(ボール)が創刊されました。
豊かな自然と利便性に恵まれた多摩エリアの“働く場所”としての可能性にスポットライトを当て、「誰かに雇われるだけの“仕事”ではなく、自己実現や自己成長のための“しごと”を」と考えるその思想は、リンジンと限りなく近い!仕事をあえて“しごと”と書くところまで同じ。志を同じくする兄弟のようなメディアの創刊なのです。
けやき出版を率いる小崎奈央子さんは、以前の連載記事でもご紹介した通り、多摩エリアと書籍への熱い想いを持っています。
「多摩エリアには、多くの方がまだ知らない面白いしごとがたくさんあります。BALL.では、そんな“未知の領域”のしごとをご紹介して、読んだ皆さんが自分の働き方を考えるきっかけになれたらと思っています。次の号から制作チームに加わっていただける方も募集していますし、BALL.を介して、多摩エリアをわくわく働けるしごとがあふれる場所にしていきたいです」(小崎さん)
職住近接を切り口に、多摩エリアで働き、暮らす新しい生き方・働き方を提案していくBALL.。創刊号は、約30名のクリエイターによって制作されました。「都会と地方をつなぐ多摩エリアは、“暮らし”と“しごと”を結びつける場所にもきっとなる」というBALL.のメッセージ通り、暮らす地域のしごとに携わりたいという想いのメンバーが集まっています。
さて、そんなBALL.創刊号の特集は「東京サバイバル 狩りと伐り」。「えっそれってどういうしごとなの?いくら稼げるの?」と思わず食いついてしまう、林業、大工、ハンターといったしごとが紹介されています。広大な面積を森林が占める多摩エリアにおいて、多様な働き方を伝えるにはピッタリのテーマ。
誌面では猪解体の写真が見開きに載っていたり、ウェブ連動企画でデザイナーが狩猟免許取得にチャレンジしていたりと、いきなり切り込んだテーマと評判ですが、創刊記念のパネル展がもうすぐ開催されます。
7月23日(木)~26日(日)までの期間、昭島市のBOOK CAFÉ MULBERRY FIELDで開催される展示では、誌面で使われたページや誌面には収まりきらなかった写真などを見ることができます。
さらに、制作チームのクリエイターによる写真講座、占いコーナー、片づけアドバイザー相談室なども。コロナウイルスが心配な時期ですが、訪れる側も万全の対策を取りつつ、気分転換も兼ねて立ち寄ってみては。
BALL.本誌はお近くの書店かAmazonネットショップで。次なるvol.2は特集に「新しい働きかた」を据え、11月発売に向けて目下制作中とのこと。日々更新されているウェブサイトでは、誌面から派生したWEB連載特集「BALL. COMPANY」やWEBオリジナルの企画「たまあそび」「たまぐらし」「たましごと」で地域情報やクリエイターの限定記事も読むことができます。
リンジンでは両編集長の対談も企画中。お楽しみに!
2020年7月23日(木)〜26日(日)
11:00〜16:00
BOOK CAFÉ MULBERRY FIELD(マルベリーフィールド)B1ギャラリー
昭島市中神町1176-36 JR青梅線中神駅北口徒歩1分
BALL. WEB MAGAZINE
https://baaall.tokyo/