［リンジン不動産］団地の中のシェアデパートメント

自分のお店を持ちたい、事務所や書斎が欲しいと思った時、物件を探したものの賃料に頭を抱えている方、そもそも探す前から諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、飲食・店舗営業・事務所の3つのパターンで使えるシェア施設。固定費をできるだけ抑えて、自分の場を持ちたい方にぜひオススメしたい物件です。

2018年3月にオープンしたHIBARIDO（ひばりどう）は、“シェアデパートメント”というコンセプトのもと、多様な業種、スタイルに対応した創業支援施設です。
施設名の由来は“ひばりヶ丘+堂”。“堂”には、キッチン・ショップ・ワークスペースの複合施設という意味と、入居者が主体的に自ら行動していくための場所であるというdo（〜をする）の意味が込められています。（オープン前にご紹介したコラムはこちら）

キャッチコピーは、“団地の真ん中で、しごとをつくる。”。全国の団地のモデル的存在として整備された歴史を持つ、西東京市・ひばりが丘団地の中にあり、周りは新築のマンション群、裏手では中学校の建設が進むなど、数百世帯の暮らしの真ん中にある場所です。

ICHI-BA（イチバ）

HIBARIDOが開設第一号となるのは、入って右側に広がるフロアのICHI-BA（イチバ）。1坪スペースを使って店舗営業ができる区画です。緑の丸で囲われた面積がちょうど1坪。商品や什器を持ち込んで、好きなお店をはじめることができます。

例えば、家具、子ども服や服のリフォーム、花や観葉植物、ミニキオスク、屋台、ネイルサロン、ハンドマッサージなど、一坪から広がる可能性は無限大。
引っ越して来た人、しごと帰りの人、日中買い物などで行き交う主婦の方など、団地に暮らす人たちに向けたお店と考えてみるだけでも、色々なニーズがありそうです。

また、同じフロアに飲食を提供する8K含め複数の店舗があることで、個人で開業するよりグッとお客さんの層が広がることも期待できます。

8K（ハチケー）

情報を公開してから一番早く反響が集まっているのが、シェアキッチンの8K。8Kとしては武蔵境に続く2拠点目です。
飲食店営業・菓子製造業の営業許可の取得できる設備を備えたキッチンで、16人のメンバーでシェアしながら使うシステム。オーブン2台、IHヒーター2台、作業台や冷凍冷蔵庫などが備え付けられていて、利用開始日からすぐ自分のお店をはじめることができます。

週に1日パン屋さんをしたり、月1日だけランチカフェをしたり、工房としても使って週末はマルシェに出張したりと、多様なスタイルで使うことができます。ここで商品や販売方法のブラッシュアップを繰り返して、いつかは店舗物件を借りて自分だけのお店をオープンしたいという方も大歓迎です。

WORK SPACE（ワークスペース）

９部屋ある個室は、鍵付のドアでしっかりとプライベート性を確保しながら、ガラスドアや窓で開放感を得られる空間。パソコンなどの機材、資料などを置いて、集中して作業をするのに適しています。家に帰る前や休日に立ち寄る書斎、趣味の部屋としてもお使いいただけます。

フリー席は、空いている好きな席を利用できる仕組み。一席に机ひとつでゆったりと使え、クッション性のある快適な椅子を備えています。外を眺めながらリラックスして作業を行える環境です。

どちらもポストを利用することができるので（フリー席はオプション）、名刺やホームページにHIBARIDOの住所を記載したり、登記場所としても利用できます。

はじめてのお店やしごとを一人ではじめると、商品やお金のことなど悩むことはたくさん。HIBARIDOは専門スタッフが個別相談に応じることもポイントです。

オープン以降続々とお申し込みをいただいており、8Kは16名、ICHI-BAは11名、WORKSPACEの個室9部屋（フリー席の定員はありません）の定員が埋まり次第、募集は終了となります。
4月は内覧ツアーも開催していますので、気になった方はぜひ一度お立ち寄りください。