“よのなか”で繋がる夫婦の小商

2023.06.01
“よのなか”で繋がる夫婦の小商

国立/国分寺発のピーナッツバターメイカーである「よのなか」は、鈴江かおりさんと庄司輝秋さんご夫婦が2019年に二人で立ち上げました。『地域と繋がること、自分たちで生み出すこと、思いをかたちにすること』という想いを大切にしており、現在は国立市のお店を中心に商品を卸しています。今回はお二人に、メーカー立ち上げの経緯やブランドとしてのこだわり、地域との関係性について伺いました。

ピーナッツバター作りは夫の後押しから

かおりさんと輝秋さんは、当時通っていた美術系大学で出会いました。その後結婚し、2012年に現在住んでいる国分寺市へ移住。八王子市出身のかおりさんにとって、国立の大学通りや駅の雰囲気は心地よく、幼い頃から憧れの地だったそう。引っ越してからは子宝に恵まれ、日々育児に追われるかおりさん。そんな彼女がピーナッツバターを作るきっかけになったのが、家族で訪れたハワイ旅行でした。「昔からピーナッツバターが好きとか、それで商売を始めようとは考えていなかったんです」と話すかおりさん。

鈴江かおりさん(以下、かおり) 「アメリカやハワイの大きなスーパーには、お客さんが自分でピーナッツバターを作れるマシーンが置いてあるんです。それがとっても面白そうで! 私も作って食べてみたいなと、楽しみにしてたんです。だけどスケジュールが立て込んで結局、現地では作れず終いで…。それが悲しくて、日本に帰ってきてから自分ですり鉢やフードプロセッサーを使ってピーナッツバターを作ったのが始まりでした」

庄司輝秋さん(以下、輝秋) 「僕も彼女が作ったピーナッツバターを食べたんですが、すごく美味しかったんですよ。初心者でも作りやすいし、これは商売になるんじゃないかと思って、一緒にやってみようって提案したんです」

かおり 「でも、私はあまり乗り気じゃなくて。当時は3人目の子どもが生まれたばかりで育児も大変だったし、これまで仕事で食品を取り扱ったこともなかったので…」

美術系大学を卒業後、美術教室講師や美術制作を続けるも、2人目の出産以降はずっと主婦業をしてきたというかおりさん。普段、広告クリエイティブの仕事をする輝秋さんは「彼女もモノづくりをしたらいいのにと、ずっと思っていたんです」と言う
美術系大学を卒業後、美術教室講師や美術制作を続けるも、2人目の出産以降はずっと主婦業をしてきたというかおりさん。普段、広告クリエイティブの仕事をする輝秋さんは「彼女もモノづくりをしたらいいのにと、ずっと思っていたんです」と言う

かおり 「夫は勧めてくれるけど、どうしようかな…と思っていたら突然、世界各地から自宅にピーナッツバターが届き始めたんです。夫の仕業なんですけど(笑)」

輝秋 「(笑)」

ピーナッツバターに商売の可能性を感じた輝秋さんは、研究のためにアメリカやカナダ、ハワイなど世界各国からピーナッツバターを取り寄せたそう。砂糖不使用の商品に絞り、50本近くのピーナッツバターを食べ比べ、原材料の比較や商品のこだわりを探究したと言います。かおりさんは「私も食いしん坊だから、届いたら食べてました」と照れ笑い。

かおり 「そうしてたくさんのピーナッツバターを食べていくうちに、それぞれの商品に込められたこだわりや作り手さんの熱い想いを知ったんです。自分たちが心を込めて一生懸命作ったものを、誰かが美味しいと言って食べてくれたり、商品にかけた想いに共感してくれることで、その人と作り手の心が繋がっていく。そんな形がとても素敵だなって思ったんですよね。夫の後押しもあって(笑)」

かおりさんを応援する輝秋さん。「彼女はけっこう臆病なところがあって、最初は商売を始めることに及び腰でした。だから、ピーナッツバターで商売を始めることがいかにリスクがないかということについてプレゼンしました(笑)」
かおりさんを応援する輝秋さん。「彼女はけっこう臆病なところがあって、最初は商売を始めることに及び腰でした。だから、ピーナッツバターで商売を始めることがいかにリスクがないかということについてプレゼンしました(笑)」

輝秋さんの熱烈なアプローチもあり、一緒にメーカーを立ち上げようと決めたかおりさん。その後、1年ほどかけて世界各国のピーナッツバターを食べ比べ、どんなピーナッツバターを作りたいのか研究を重ねたそう。

かおり 「食の好みは一緒なので、二人で『これだ!』と思う商品を見つけて、まずはその商品が作れるよう頑張ろうと。そこから、更に自分たちのこだわりを詰め込んで、いつか憧れの商品を超えていけるようなピーナッツバターを作ろうと話し合いました」

ピーナッツバターを作っている自宅の工房。自宅を建てる際に「誰かが何かモノづくりをするときに使えるように」と思いを込めて“アトリエ”と名付けた部屋だという
ピーナッツバターを作っている自宅の工房。自宅を建てる際に「誰かが何かモノづくりをするときに使えるように」と思いを込めて“アトリエ”と名付けた部屋だという

応援してくれる人たちとの出会い

商売を始めるにあたって、必要な手続きや設備について分からないことも多かったと言うお二人。まずは一度相談をしようと、保健所に向かったかおりさんに予想外の出来事が起こりました。

輝秋 「相談に行った妻がしょんぼりして帰ってきたんです。話を聞いたら、受付で『何も準備してないのに、本当に商売ができるんですか?』みたいな感じで、担当者にちょっと高圧的な態度を取られたと。商売を始めたい人はごまんといるから、保健所の方も僕たちの本気度を確かめたかったんだろうなとは思うんですけど」

かおり 「元々及び腰だったのに、当時はやっぱり開業なんて無理だと思いました(笑)」

輝秋 「そこで、勉強も兼ねてシェアキッチンを契約しようかという話になったんです。開業についての相談にも乗ってもらえると思ったので」

そして、お二人は国立市にあるシェアキッチンの“おへそキッチン”と契約し、本格的にメーカー立ち上げの準備に乗り出しました。

かおり 「おへそキッチンを主催している方が、すごく良くしてくださったんです。キッチンの設備に何が必要なのか説明してくれたり、開業するにあたっての悩みとかも全部聞いてくださって、本当に助かりました」

設備や開業についてのアドバイスの他にも、商品の卸先として知り合いの方を紹介してもらったりと、親身にスタートアップを応援してくれる協力者が現れたことで、立ち上げに前向きになったお二人。更に、当時国立市でカフェを開こうと準備していたかおりさんの友人からの提案も大きな後押しになったと言います。

かおり 「ピーナッツバターを食べた友人が『美味しいから絶対に商品にした方がいい!私のお店に卸してみたら?』って言ってくれたんです」

声をかけてくれたのは、現在国立産の野菜を使った料理を提供するカフェ・ヒンメルの店主。かおりさんと輝秋さんは、カフェ・ヒンメルを初めての卸先にすることに。卸す前、カフェのオープン日には1日だけピーナッツバターの立ち合い販売もさせてもらったそう。この時、メイカーを立ち上げようとこれまで準備を重ねてきて、ようやく商品を販売できるようになったことを実感したと言います。

かおり 「完成したピーナッツバターを初めてヒンメルさんに納品した時、作り手として町の人と繋がったことに驚いたのをよく覚えています。今まで買う側だったのに、作る側になったんだなって」

商品のピーナッツバター(写真右)とアーモンドバター(写真左)。アーモンドバターは、新型コロナウィルスの影響でピーナッツを輸入できなくなったとき、新商品として考え出されたもの。どちらもナッツの食感を存分に楽しめる一品。特にハード系のパンとの相性が抜群だが、野菜と和えても美味しい
商品のピーナッツバター(写真右)とアーモンドバター(写真左)。アーモンドバターは、新型コロナウィルスの影響でピーナッツを輸入できなくなったとき、新商品として考え出されたもの。どちらもナッツの食感を存分に楽しめる一品。特にハード系のパンとの相性が抜群だが、野菜と和えても美味しい

好きな人たちと一緒にできるモノづくり

よのなかがつくるピーナッツバターは、ハンドメイドにこだわり無添加、無加糖で製造しています。食べる人や環境にも配慮し、原材料はピーナッツと塩のみだそう。

輝秋 「ピーナッツはアルゼンチン産のオーガニックピーナッツを使用しています。様々なピーナッツを食べ比べて、風味やコク、甘みの強さで決めました」

かおり 「使っているお塩は、与那国の自然海塩です。自然海塩は岩塩よりも味に含みがあるので、ピーナッツバターによく合うんですよ。その製塩所の所長さんとも仲良くさせてもらっていて、お互いの商品をよく送り合っています」

ブランド名やロゴなど全体的なブランディングは、広告クリエイティブの仕事をしている輝秋さんが監修を担当。キャッチーで覚えやすい“よのなか”という名前は、なんと駄洒落からヒントをもらったのだとか。

輝秋 「僕たちが作るピーナッツバターは、砂糖を使っていないので日本の製品と比べて甘さが控えめなんです。そこで『世の中、そんなに甘くない』という言葉から、『よのなか』というブランド名と『そんなに甘くない』というキャッチコピーを思いついたんです。『よのなかのピーナッツバターは、期待するほど甘くないよ』ってね」

かおり 「まさかのダジャレで、初めて聞いた時は大笑いしました(笑)」

「商品を入れる瓶ケースの蓋に“よ”のシールを貼って、“よの中”にピーナッツバターが入っていると見せるのも、こだわったポイントです」と輝秋さん
「商品を入れる瓶ケースの蓋に“よ”のシールを貼って、“よの中”にピーナッツバターが入っていると見せるのも、こだわったポイントです」と輝秋さん

『世の中、そんなに甘くない』という言葉には、チャレンジすることへの否定的な意味合いを感じるけれども、敢えてこの言葉を使うことで自分たちの士気を上げることにも繋がると輝秋さんは言います。

輝秋 「商売を始めてからいろんな方と関わるようになって、こうして世の中って繋がっていけるんだと感じたんです。そんな想いも込められたいい名前だなと思います」

かおり 「私にとっても、よのなかは社会との繋がりを強く感じさせてくれる窓口なんです。育児をしているとママとしての自分ばかりが見られるけれど、ピーナッツバターを作っているときは一個人としての私で人と関わることができる。こうして世の中と繋がれたから、私にとっても“よのなか”という名前は意味があったんだなって、今は思います」

よのなかを通じて、自分と社会の間に新しい繋がりが生まれたというお二人。自営業だから全てが自分たちの責任になるという一方で、好きな人たちと繋がってモノづくりができる環境はとても楽しいと語ります。

3人の我が子について、「夫婦で仲良くお店屋さんをやっている姿を、子どもたちに見せられるのはいいなと思ってます。会社勤めや自営業といった、世間一般が想像する画一的な生き方だけではなく、自分たちが関わりたい人と、好きなことで繋がって生きていける豊かな暮らしを知ってもらえたら」と語るお二人
3人の我が子について、「夫婦で仲良くお店屋さんをやっている姿を、子どもたちに見せられるのはいいなと思ってます。会社勤めや自営業といった、世間一般が想像する画一的な生き方だけではなく、自分たちが関わりたい人と、好きなことで繋がって生きていける豊かな暮らしを知ってもらえたら」と語るお二人

地域と繋がりたいと思う心とその原体験

『地域と繋がること、自分たちで生み出すこと、思いをかたちにすること』という想いを胸に活動しているよのなか。かおりさんが地域との関係を意識したのは、2011年に起こった東日本大震災がきっかけでした。

かおり 「食べ物の流通がストップしたり、原発事故で一部の地域が放射能に汚染されてしまったとき、私は自分たちが普段食べている食べ物について何も知らないんだなと思ったんです。誰がどこでどんな風に作って、どのように私たちの元まで運ばれてくるのか、その過程を見ず、買って食べるところだけ切り取って生活するのはどうなんだろうって疑問を持ったんですよね」

震災当時、テレビや新聞で大きく取り上げられた放射能汚染による野菜や酪農品への影響。子を育てる母として、かおりさんは我が子が食べる食品が安全なものなのかどうかに不安を感じ、もっと地元のことや、地元で作られた野菜や食品について知りたいと思ったと言います。

かおり 「同じような不安を抱える子育て世代のお父さんお母さんたちと出会い、地域で立ち上げたネットワークを介して気持ちを共有することで、すごく楽になったんです。そうやって人との繋がりに助けられた時の経験が、地域と繋がりたい想いの発端になっていると思います」

「国分寺には畑がたくさんあるんです。こくベジプロジェクトといった、地元の農家さんを応援する取り組みもあるくらい。だからもっと地元の野菜について知りたいし、積極的に食べていきたいです」とかおりさん
「国分寺には畑がたくさんあるんです。こくベジプロジェクトといった、地元の農家さんを応援する取り組みもあるくらい。だからもっと地元の野菜について知りたいし、積極的に食べていきたいです」とかおりさん

輝秋 「僕は以前、地方創生のドキュメンタリーを作るために日本各地を回って取材をしたことがあるんです。地方の産業を盛り上げようと活動している方って、意外と地元出身の人じゃなかったり、東京で学んだことを地元に持ち帰って商売する、いわゆる出戻りの方が多いんですよね。そういう方たちの話を聞くと、商売をすることで今まで気がつかなかった地元の魅力を発見するんだそうです」

取材中、輝秋さんはご自身の出身地である宮城県石巻市も訪れたそうです。取材を通じて自分が暮らしていた頃には見えなかった新しい一面を知ったことに、驚いたと言います。

輝秋 「自分も作り手になることで、地域と繋がれるのかなって思ったんですよね。実際、イベントに出店すると地元の農家さんたちがたくさんいるので、そこで知り合って繋がりができたりして。商売を通じて、自分たちの街が好きになりました」

輝秋さんはよのなかを立ち上げてから、街を歩くだけでも楽しいと感じるようになった。それは知り合いが増えたからだけでなく、地元の歴史を学ぶ中で愛着が湧いたからだと言う。国立にはなぜ畑や生産緑地が多いのか、そのルーツを知ることで、ただ商品の売り買いをするだけではない、深い繋がりを感じるようになったそうだ
輝秋さんはよのなかを立ち上げてから、街を歩くだけでも楽しいと感じるようになった。それは知り合いが増えたからだけでなく、地元の歴史を学ぶ中で愛着が湧いたからだと言う。国立にはなぜ畑や生産緑地が多いのか、そのルーツを知ることで、ただ商品の売り買いをするだけではない、深い繋がりを感じるようになったそうだ
筒状の紙製パッケージデザインは、かおりさんの友人であるデザイナーakaneneさんに依頼。ピーナッツが育っていく様子をコラージュ技法でユニークに表現してくれた。製造は、隣町の立川市にある紙加工の製造会社「福永紙工」にお願いした。「地域の会社や人々と繋がりたかったから」と、かおりさん
筒状の紙製パッケージデザインは、かおりさんの友人であるデザイナーakaneneさんに依頼。ピーナッツが育っていく様子をコラージュ技法でユニークに表現してくれた。製造は、隣町の立川市にある紙加工の製造会社「福永紙工」にお願いした。「地域の会社や人々と繋がりたかったから」と、かおりさん

よのなかが目指すこれから

2019年に立ち上げ、今年で4年目を迎えるよのなか。新型コロナウィルスの影響で、一時期ピーナッツの輸入ができない時期もありましたが、現在は通常通り輸入を再開して精力的に活動しています。お二人に、よのなかが目指す目標を伺いました。

輝秋 「目標は国産オーガニックのピーナッツバターを作ることです。今も、おへそキッチンで知り合った有機農園を営んでいらっしゃる方に協力してもらって、落花生の試作をしています。ゆくゆくは、地域の農家さんにもお願いできたらと思っています」

かおり 「国内で育ったピーナッツを使用したピーナッツバターを作ることは、メーカーを立ち上げた当初からの目標なんです」

現在、ピーナッツバターとアーモンドバターの生産をしているよのなか。この二つの商品をよりブラッシュアップしていけたらと言います。

かおり 「将来的には、自分が育てたピーナッツも商品の材料として使えたらいいなって思いますね。育てるのは大変だけど、楽しいし憧れます」

「新型コロナウィルスの影響でピーナッツが輸入できなくなって、アーモンドバターを作り始めた時のように、置かれた環境の中で精一杯やり続けていきたいですね」と語るお二人
「新型コロナウィルスの影響でピーナッツが輸入できなくなって、アーモンドバターを作り始めた時のように、置かれた環境の中で精一杯やり続けていきたいですね」と語るお二人

かおりさんの挑戦、そして輝秋さんの後押しから始まったよのなか。最後に、お二人から今後新しいことに挑戦したいと願うご夫婦に向けてのメッセージをいただきました。

かおり 「自分が願う生き方や暮らし方、働き方をまず夫婦で話し合うことが大切かなと思います。小商もそうなんですが、やろうと思えばなんでも自由にできる一方で、夫婦だけのキャパシティではどうしてもできることが限られてしまう。そんな中でも、こだわりたいポイントや大切にしたい想いを話し合ったら、目指す方向性が見えてくるんじゃないかな。あとは、くれぐれも体を大切にね(笑)」

輝秋 「自分たちもこうなりたいと思うような、憧れの人やお店を見つけると楽しいかもしれませんね。ピーナッツバターの研究をしているときに、僕たちと同じように夫婦で自宅の工房からスタートしたニュージーランドのメーカーを知ったんです。彼女もそのご夫婦の生き方や考え方が素敵だねと共感してくれて、商品はもちろん経営スタイルや信念も含めて憧れていました。今の自分たちじゃ難しいと思っても、目指す目標がいることで少しづつそこに向かって進むことができるんじゃないかな」

アトリエには「Don’t be Shy」と書かれたポスターが飾られている。このポスターについて、かおりさんは「チャレンジするとき、一歩踏み出す勇気を忘れないように。時には思いがけないことも起こるけれど、自分の言葉で話すことや、自分のやりたいことを形にすることを大切にしようと。私たちが信条にしている言葉です」と語る
アトリエには「Don’t be Shy」と書かれたポスターが飾られている。このポスターについて、かおりさんは「チャレンジするとき、一歩踏み出す勇気を忘れないように。時には思いがけないことも起こるけれど、自分の言葉で話すことや、自分のやりたいことを形にすることを大切にしようと。私たちが信条にしている言葉です」と語る

梱包材や材料一つ、商いに対する姿勢一つとっても、それを選んだその人の意思一つ一つが積み重なり、自分たちの商品の個性や人生を確立させていくと話してくれたお二人。相手の考え方や熱意を尊重し、耳を傾けてくれるパートナーの存在やその関係性が、今日も笑顔でピーナッツバターを作る二人にとって何よりも大切なものなのかもしれません。(すずき)

プロフィール

鈴江かおり 庄司輝秋

鈴江かおりさんは東京都八王子市、庄司輝秋さんは宮城県石巻市の出身。美術系大学在学時に出会い、結婚を機に2012年に国分寺市に移住。現在工房も兼ねている自宅を建設した。2019年、夫婦でピーナッツバターメイカー「よのなか」を立ち上げる。中学生、小学生、未就学児の3兄妹、犬1匹と夫婦の6人家族。

https://www.instagram.com/yononaka_peanutbutter/

INFO

まちのインキュベーションゼミ#7

まちのインキュベーションゼミは、アイデアを地域で育てる実践型の創業プログラム。アイデアを事業化したいリーダーと様々なスキルを持って事業化をサポートしたいフォロワーがチームを作り、地域をフィールドに実践までを共にする4ヶ月間のプログラムです。アイデアを仲間と一緒にまちで実現していくメンバーを募集します。

期間

2023年7月22日(土) − 12月9日(土)

場所

KO-TO(東小金井事業創造センター)

定員

30名(先着順)

参加費

3,300円(税込)

対象

・アイデアをカタチにしたい人
・事業計画を実現したい人
・新規事業をはじめたい人
・事業を推進する仲間が欲しい人
・デザインなどのスキルを、誰かの事業に活かしたい人
・すでにあるお店や場所を、誰かに有効利用してほしい人
・事業化のサポートを通じて、起業経験を積みたい人
・将来、起業を目指している人

プログラム

オリエンテーション
7月22日(土)10:00 – 18:00
各自がアイデア発表を行い、リーダーを選出します。決定したリーダーを中心にチーム編成し、4ヶ月後の実践に向けた業務設計を行います。

プランニング
9月9日(土)13:00 – 18:00
実践プランをチームごとに発表します。プランに対するフィードバックをもとに、実践に向けた細部の設計を進めます。事業計画書の書き方など、創業に役立つ講義も行います。

実践
11月下旬
プレイベント、テストマーケティング、Web等による情報発信など、チームごとにプランニングした内容の実践を行います。

クロージング
12月9日(土)13:00 – 18:00
トライアルを踏まえ、事業プランの再構築を行います。ゼミを通じて得た気づきや学びをシェアし、各自のネクストステップを共有します。

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