駅前にブランコ、ホテルにもブランコ、空港の待合ゲートに滑り台、駅構内にピアノ、ショッピングセンターにチェスとピンポン。思わず二度見してしまう意外な風景がたくさんありました。
そして、いずれの場所にも、かならず老若男女の姿が。老人がピアノの美しい音色を奏で、ピンポンの真剣勝負に汗を流す青年がおり、子どもたちがブランコの順番待ちをしている。それぞれのアイテムが人々に使いこなされ、通りすがる人々が微笑ましくその風景を眺める。
日本でも東京・国立や、神奈川・関内でストリートピアノが置かれるなど、少しずつ馴染みが出てきているのかもしれません。ただ、モノを置くだけなら真似をできそうですが、それを使いこなす人々のリテラシーをどう高めていくのかは、難しいテーマですね。(2019.6.27公開)
北池 智一郎
大阪生まれ、小金井在住、二児の父。コンサルティング会社等を経て32歳で独立。東京多摩地域を中心に創業支援とまちづくりを行う株式会社タウンキッチンの代表。趣味は料理で、最近ハマっているのは南インド料理と塊肉。
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