約500年の歴史をもつ町田の古刹・祥雲寺。長男として生まれた亀山典弘(hiro)さんは、本来ならお寺を継ぐべき存在でしたが、大学卒業後は放浪の旅へ。アルバイトで生計をたてながら全国をめぐり、30歳になってお寺に帰ってきました。以来、地域資源としてのお寺の活用を提案しています。
八王子で27年間愛され続ける松阪牛専門店、眞一館 宇津木亭。味ともてなしを極めた一流店がクラウドファンディングを始めたのは長年築き上げてきた地域、お客さんとの関係を守るためでした。コロナ禍の今に想うこととは。創業社長の徳原さんとマネージャー福元さんを訪ねます。
三鷹の大人気ラーメン店・中華そばみたかは、60年の歴史を持つ先代ラーメン店を引き継いだ橋本重光さんが店主を務めています。コロナ禍でもお店を存続させ続ける決意と、お客さんの“居場所”を守る、そのための取り組みを伺いました。
子どもの頃から「いつか入ってみたい」と思っていた喫茶店。鈴木一真さんは、高校生の時にその扉を開け、10年後にはお店を引き継いでいました。これは、約20年地域で愛され続けたお店の事業承継の物語。
東久留米市で昭和42年から続く細田木工所の3代目、細田真之介さん。いま彼が目指しているのは、まちづくり会社の設立。家具職人として木工所のしごとに実直に取り組む細田さんは、なぜ“まち”へと視線を向けたのでしょうか。
「けやき出版をなくしたくない」という純粋な一心で、社長就任を決意した小崎奈央子さん。まったく知識がないまま始めた会社経営。前社長の血族でもなく、少しずつ登り詰めていったというわけでもない。そんな新しい社長の誕生に、社内からも反発や摩擦が起こります。地域での会社の評価を上げるために取った行動、地域に密着した出版社として描く夢とは。
“編集をしごとにしたい”という思いを学生時代から抱いていた、けやき出版社長の小崎奈央子さん。出版社に勤務後、出産を経てひととき専業主婦となりますが、物足りなさを感じてアルバイトへ、そしてけやき出版へと転職しました。入社して8年目、地域情報誌たまら・びの編集長になったことで世界がガラリと変わります。