sponsored by 武蔵野市 技能功労者・産業功労者表彰事業
「手に職」という言葉があるように、指先のわずかな感覚、手に染み込んだ長年の経験がものを言う世界があります。武蔵野市が2年に一度、永年にわたり技能を活かした仕事に就き、市の発展に功労された方々に贈る「技能功労者・産業功労者表彰」。それぞれ昭和48年、昭和55年からはじまり、市が行う表彰の中でも、最も歴史あるものです。
令和3年度に受賞した方々の中から、自転車整備士、菓子製造業、農業、とび職で30年以上にわたって活躍される4人のストーリーを聞きました。
連載一覧
「自転車と住民を見守るまちの門番」
ムサシノサイクルセンター
有馬生祉さん
「ひとつのタルトに感動を込めて」
パティスリー・サロン・ドゥ・テ・ゴセキ
五関嗣久さん
「都市農業を育て、未来へつなぐ」
中村園
中村健二さん
「風景を整えるまちの“鳶さん”」
鳶東
東博之さん
とある民家の庭先で、竹垣の入れ替え作業をしているのは、鳶(とび)の東博之さん。20代前半で弟子入りし、鳶技能士の国家資格を取得。33年続けてきた鳶の現場は、いつも地域の中にあります。東さんの仕事との向き合い方を聞きました。
住宅に囲まれた畑で、ブルーベリー農家を営む中村園の中村健ニさん。5代目として後を継いで44年。武蔵野市で初めてブルーベリー栽培をはじめました。若手の新規就農、地域の緑地としても注目される都市農業。この地で畑を守り、代をつないでいく中村さんのこれまでと今の思いを聞きました。
井の頭公園のすぐそばにある洋菓子店、「パティスリー・サロン・ドゥ・テ・ゴセキ」。オーナーでパティシエの五関嗣久さんは、お菓子で体験した2度の感動をきっかけに、自身のお店を開業しました。古典菓子の研究、日々のお菓子づくりからたどり着いた、“フランス正統派”の極意とは。