ヨーロッパの町並みは、とにかく古い建築物が美しい。例えば、銀行、工場、高架下、収容所、公衆トイレ、空港などの建築物をリノベーションして利活用されています。
アムステルダムでは、移民の宿泊施設、刑務所、少年院を経て建築家集団によってリノベーションされたLloyd Hotel(ロイド・ホテル)に宿泊しました。ホテルの客室内はデザイナーとアーティストがデザインしたため、内装がオシャレに施されていますが、一部の階段などはそのまま残されており、当時の面影が残っています。
ベルリンでは、高架下の元公衆トイレをリノベーションしたハンバーガー屋へ。クオリティの高さが評判を呼び、地元民が大行列を作っている人気店になっています。
日本でも、古き良きを活かす知恵を学びつつ、これから新たに作られる建築物は、長年に渡って愛され続けられる建築物であってほしいと願います。
北池 智一郎
大阪生まれ、小金井在住、二児の父。コンサルティング会社等を経て32歳で独立。東京多摩地域を中心に創業支援とまちづくりを行う株式会社タウンキッチンの代表。趣味は料理で、最近ハマっているのは南インド料理と塊肉。
Lloyd Hotel(ロイド・ホテル)
https://www.lloyd.nl/
Here East(ヒア・イースト)
https://hereeast.com/
Coal Drops Yard(コール・ドロップス・ヤード)
https://www.coaldropsyard.com/
Peckham Levels(ペッカム レベルズ)
https://www.peckhamlevels.org/
Burgermeister(バーガーマイスター)
http://burger-meister.de/